レビュー: BABYMETAL - メタルレジスタンス
Mosh著BABYMETALについて何も意見がないものとして、自分がそのニューアルバムをレビューするのに最適だと思った。日本からの・・・えーっと・・・coldrainとVow Wow*1以来の最も熱いメタル輸出品のレビューだ。白状するとその二つ以外に日本のロックアーティストの名前は思い浮かばなかったんだよ。うちの他のスタッフはそれぞれに断固として立場を譲らない: 「キャーーー!いままで見たものの中で最高!」もしくは「一体・この・ゴミは・何なんだ?」。メタルコミュニティが相当に分断されている事に気づくには、ネットをみれば2分間しかかからない。
知らない人のために説明すると、BABYMETAlとは3人の日本人の女の子(まだ十代のはず)で、芸名はSU-METAL(ボーカル、ダンス)、YUI-METAL(スクリーム、ダンス)、MOA-METAL(スクリーム、ダンス)だ。バンドのミュージシャンについては明らかにされていないが — 判明したのは —実際に日本のロックやメタルシーン長年のメンバー達だ。もともとはバックトラックにあわせて当て振りされていたが、BABYMETALの人気の増加にともなって「ふさわしい」バンドへと交代された。メンバーの一人大村孝佳はマーティーフリードマンと共にギターをプレイしていた。すなわちコードが1、2種類弾けるだけのミュージシャンではない。名を知られてしかるべき — そのバンドは素晴らしい。
「アイドル」TV番組の企画として女の子達はバンドに加入する事となり、その当時はメタルについて何も知らなかった。だから作り上げれたバンドなのだ。その観点ではベストな始まりではない。
けれどそのように始まりながら、ファーストシングルはあっという間にYouTubeで100万ビューを突破し、彼女達は日本の武道館でライブを行った最も若いアーティストに最終的になった。二度も。ソールドアウトした会場の観客に対して。そのライブはライブレコーディング盤として発売されている。そのライブはヨーロッパ、アメリカ、イギリスという遠方を含む複数の海外の日程の発表で締めくくられた。
2014年終わり、彼女達はBrixton Academyでライブを行い、Dragon ForceのHerman Li、Sam Totmanと共同作曲した「Road of Resistance」という曲をデビューさせた。この曲がメタルレジスタンス最初の曲であり、結果的に私が聴いた初めてのBABYMETALの曲となった。可笑しな事にその曲の背景を知らなかった自分の最初の感想とは、「Dragon Forceの上で日本人の女の子が歌ってるみたいだな。」
音楽に深く溶け込まされたデス声とクリーンのボーカルが交互に登場する様は非常にうまくいっている。否定しようのない猛スピードのDragon Forceの曲であり、Dragon ForceはBABYMETALを「ジョーク」と呼ぶ層に評判を落とされる事をおそれず昨年のDownloadでゲスト出演させた。
だがBABYMETALはジョークなのか?
当初はからかい気分で、もしくは「これでどう人が反応するかみてみよう」と始まったものだったかもしれないが、このアルバムを聴いていると、なにかがある正真正銘のバンドへと成長してきていると感じはじめている。TotmanとLiを取り払ってみて、アルバムの他の曲はどうなのか?うーん。良い。彼女達は良い。実際のところ、とても良い。
ちょっと筆任せに書いてみよう。前述のDragonForceの影響(「Amore」のような曲で再び)や、Linkin ParkとSlipknot(DJがミックスされた「Awadama」のイントロが破壊力抜群のディストーションギターに続く)、そして大阪やソウルや ロンドン北部や様々な 場所っ出身のあらゆるティーンエイジャー向けのポップバンドの影響が聞こえてくる。そしてそれはうまくいっている。元々のあらゆる予想に反して、なぜかそれは不浄で切り刻まれたゴミのようには聴こえない。子供向けアニメーションのTeen Titans Goのテーマミュージック*2を聴いてみれば、そのスタイルがどんなものかわかる。それか「KARATE」のミュージックビデオをチェックしてみればいい。
最もヘヴィーでスラッシーなビートに乗ったキュートなボーカルが、どこかの誰かがミックスするスタイルを実現する素晴らしい 耳をもっている事を強調する。その作曲家達、演奏家達とプロデューサー達はもっと称賛を浴びてしかるべきだ。4曲目か5曲目にさしかかった時には、俺はファンに転向していた。まずまずの一曲でイギリスでは成功 — 一発の驚きだけで新奇的な価値によってチャートのナンバーワンになれる。だがアルバムの半分に至っても全曲が素晴らしい?そりゃまぐれじゃない。それは才能だ。
全曲をあげていく事はできるけど、それはRockSoundが立派にやってくれてる。俺は多彩さに富んでいる事を簡単に述べるにとどめておく。主には早くヘヴィーでドラム/ベース/エレクトロニックとかがエッジー。とりわけ違いが際立つの曲は「Meta Taro」と「The One」だ。
「Meta Taro」はマーチングソングで、他の曲の切り裂きの速さと異なり、スローでこつこつと進む。「The One」俺にとってアルバムの唯一の問題点を明らかにする違いがある — おれは日本語が喋れないってことを。そしてその曲は最も軽い曲の一つ — ほぼハードロックバラード — なので英語で歌われているという事もあわせて、その歌を十分に甘受できる。「No Rain No Rainbow」も日本語で同じような役割を果たしてくれる。
俺はレビュー以上に特集のようにこの記事がなった事を嬉しく思うが、最初に言ったように人は二手にわかれる。BABYMETALを既に愛している人がこのアルバムに一瞬でもガッカリしている様は想像できない。信念をもって彼女達を憎んでいた人は、このコレクションをもってして、最低でもその音楽に機会を与えてやろうという気持ちに転向できないのなら、他の何をもっても不可能だろう。今まで彼女達を聴いた事がなかった人は機会があれば自分でチェックしてみるだろう。
メタルレジスタンスは4月1日に発売。バンドは翌夜Wembley Arenaでライブを行う(ソールドアウトしてるはず)。ライブ行く奴ら羨ましいぞ!
訳注:
*1 VOW WOW
70年代から80年代にかけて主に活動した日本のハードロックバンド。別名BOWWOW。
モントルージャズフェスティバル、レディングフェスティバルなど80年代に海外フェスに出演した数少ない日本のバンド。当時絶大的な人気を誇っていたグラムロックバンド、ハノイロックスとイギリスツアーを回るなど順調な海外展開をはじめていたがメンバー脱退により解散。その後再結成を幾度か行っている。
*2 Teen Titans Goのテーマミュージック
DC Comicsによる子供向けアニメーションTVシリーズ。
このオープニングテーマはPuffyが海外活動時の名義Puffy AmiYumiとして担当している。
ソース: The Moshville Times
向こうの人っていつまで自己保身の為に気取った前ふりをつけてダラダラとくだらない記事を書き続けるのか?自分のちっぽけなプライドなんて減るもんでもないでしょうに、気に入ってるなら素直にそう書けばいいし、実は目障りで好きではないのなら書くのを辞退すればいいじゃないか。まあ、それが仕事で書かなければいけないならしょうがないが、、
返信削除それはそうと、いつも翻訳お疲れ様です!
このレビューを読めばエリートの人達も気になって聞きそう。
返信削除「4曲目か5曲目にさしかかった時には、俺はファンに転向していた。」と聞くと、早くアルバム聞きたくなった。
このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除いやいや、この記者はBABYMETAL好きを素直に表現してるやんけ。ちゃんと読んでごらんよ。
返信削除最終のコメの方
返信削除ちょっとズレてる気がある・・・
ベビメタがレディング出演って聞いた時、真っ先に Vow Wow が思い浮かんだな〜(BじゃなくてVの方。あっ、リンク先の動画はBの方だから、別物と思った方が良いと思います)
返信削除日本のHR関係で一番成功したのはラウドネスなんだろうけど、英国ではVow Wowの方が迎え入れられていたと思う。
(英国に住んで活動していたし、ミュージシャンの労働組合にも加盟していたと記憶している)
米国進出を進めずにそのままイギリス中心で活動していたら、Rock界のパイオニアみたいになれたと思うんだけど、収益とかを考えるとやっぱり米国を意識しないわけには行かないんだろうね〜。
事実誤認のいくつかはすでにコメント欄で指摘されてますね
返信削除海外のメイトさんも流石ですw
翻訳お疲れさまです。
返信削除ベビメタ初体験の人のレビューとしては楽しめますね。
しかし、メタルを扱うメディアのライターが今までベビメタをスルーしてきて、下調べも適当、しかも無知(日本のバンド2つしか知らない)って致命的だと思う。
評価がよくてもライターとしては認めたくないし、このThe Moshville Timesというメディア自体を胡散臭く感じてしまいました。
大阪とソウルのポップバンドを知ってるのだろうか?w
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