2016年2月29日月曜日

Beezご本人からコメントを頂戴しました

昨日、投稿したKARATEレビュー動画の原本であるPodcastチャンネル"THAT'S NOT METAL"のホスト、Beezさんご本人からコメントを頂戴しました。



KARATEを絶賛していた元Scuzz TV &Kerrangのジャーナリスト兼プレゼンターの方です。

是非こちらのリンクからPodcast "That's Not Metal"に登録してみてください。
英語によるトーク中心の番組ですので、内容がわからない方が多いとは思いますが、登録者が増える事が、誠実なジャーナリストであるBeez&Hills両人へのサポートになりますし、日本のBABYMETALファンからの応援も示していただけると嬉しい次第です。

Thank you sooo much, Beez!!!  We Japanese BABYMETAL fans will support "THAT'S NOT METAL"!

2016年2月28日日曜日

【That's Not Metal】元Scuzz TV/ Kerrang & Metal Hammer編集者による "KARATE"レビュー


Beez & HillsコンビによるPodcast"That's Not Metal"からKARATEレビュー部分を抜粋して翻訳した動画です。各々のプロフィールは、イントロにて簡単に紹介しています。

イントロ部分が無音だと寂しかったので、Re-EditしたKARATEを挿入してますが、30分くらいで作業したものなので暖かい目(耳?)で聴いてやってください。

ソース: That's Not Metal

2016年2月27日土曜日

【Metal Wani】 マーティーフリードマン、BABYMETALについて再び語る

インドのメタルサイトMetal Waniによるマーティーフリードマンへのインタビューから、BABYMETALについて言及されている箇所を抜粋したものです。


海外からBABYMETALに注目が集まっているけど、それは全くもって異なる音楽同士を融合させたものだよね。そのメタルサウンドはリアルなメタルである事を否定できないもので、その曲の歌と、その歌のテーマは普通はメタルとは相容れないものだ。日本では、それが混ぜ合わされるのだから、そこにルールが無いってことなんだよ。それこそ僕が日本に移住する前から日本が好きだったところで、だからこそ僕はその一員になりたいと思った。僕はジャンルの境界線を超える事に遠慮せず、純粋主義的でなくて済む場所に居たかったんだ。自分の音楽がバラエティを成している理由として、僕はメタルを普通は必要とされていない場所に注入したいと考えているからなんだ。人々が予期していないようなところでメタルを伝染させるようなものさ。メタルはメタルって考えのアメリカと比べて、日本では人々は相応にしてそういった事にオープンだ。アメリカ(訳注: のようなスタイル)も間違ってはいないと思うけど、なぜメタルがポップスになっちゃいけないというんだい?なぜメタルがダンスミュージックになってはいけないんだ?なぜメタルがエレクトロニックミュージックやサウンドトラックの一部になってはいけないんだ?矮小なジャンルである必要はない。だから日本のそういった面に感謝しているし、その日本全体のスピリットがアメリカへと少しづつ伝搬してきていると僕は思っているし、その事が嬉しいよ。

BABYMETAL(訳注: の世界的な成功の要因)について言えるのは、BABYMETALのやっている事の大きな基礎にユーモアのセンスもあるという事だね。BABYMETALがやっている事の多くは偉大はヘヴィーメタルバンドへのオマージュで、それを快活にやる事を楽しんでいる。メタルとしての楽器法や編曲といった、そのメタルサウンドだけをとってみれば、それはとてもとてもブルータルなメタルだ。だからジョークなんかじゃない。全くもってジョークではないんだけど、ジョーク的なスピリットが多分に含まれている事で、あらゆる異なる文化圏の人々に対して非常にうまく伝わったんだよ。

ソース: Metal Wani

【METAL HAMMER / Reddit】 SIS.ANGERミニレビュー


BABYMETALが表紙を飾るMETAL HAMMER281号にアルバム全曲ミニレビューが掲載されている事がRedditに投稿されています。
その中、既にYUIMETAL&MOAMETAL用の楽曲と明らかとなっているSis. Angerのレビューが転載されています。
Sis Anger: これはデスメタル曲!ヨハネの黙示録からの恐ろしいサンプルの前に、ノイズの猛烈な突風と、幾らかのシンコペーションするボーカル。

ソース: Reddit

2016年2月26日金曜日

【METAL HAMMER】 "BABYMETAL新曲KARATEの洞察"

BABYMETALの新曲に真摯に向き合ってみよう

LUKE MORTON著

来た。ついに来たのだ!BABYMETALはKARATEという形でニューアルバム「メタルレジスタンス」の初となるティザーを公開した。

率直に言って、我々はこれを予期しているべきだったのだ。METAL HAMMER280号で、我々はバンドリーダーであるSu-Metalと彼女のスーパーヒーローとしての分身Kon-Redについて語っていた。彼女は超能力のようなものを手にいれる代わりに「日本の格闘術である空手を使う」と言い、「『セイヤ!』と声を上げる事でスーパーヒーローの姿になる」と述べていたのだ。どれほど大きなヒントを私たちは貰っていたというのだろう?それは文字通り目の前にあった — その言葉「セイヤ」は新曲の中で叫ばれる最初の言葉なのだ!まあいい。はたして曲は良いのか?

ああ。もちろんだとも。君がキーボード戦士たる指を曲げはじめる前に述べよう。ああ、それはメタルだ。事実、この曲を偶然に耳にする事があったなら、BABYMETALの曲だと気づくまでに34秒かかるだろう。(なぜならそこでボーカルが入ってくるからだ。)トリオの個性的な声が今や特色となったサウンドを形作るまで、ノイジーな電子音でバックアップされたリフと重いベースドラムより他はない。神バンドは(彼らが往々にしてそうするように)来たる4分間もヘヴィーさを保ち続け、ヘッドバンガーの味方をするギター群が楽曲をまさに先へと進行させる。

だがここで正直になろうではないか。この曲も、他の多くのBABYMETALの兵器達がそうであるように、ボーカルこそに他ならない。MoaとYuiが「セイヤ セッセッセ セイヤ」と連呼するSu降臨前の序盤からアンセミックで、調和したボーカルは「押忍!」の一撃と共にその急騰は頂点を超える。そしてサビを迎える。おそらく今年我々が耳にした中で、最も伝染性の高いポップな言葉を受け、もし君が椅子の上で跳ねていなかったとすれば、君は空虚な存在だ — そこに壮大な「ウォアーオーオー」が跳ねる楽しさに更に加えられる。そして続くのだ。

構造的にはDillinger Escape Plan*1のようなものが続くわけではなく、それは相当に複雑ではないものだが、それによって手が届きやすいものになっており、(多くのベビーメタラー達にとって)より広いメタルの世界への足がかりとなっているのだ。

同様に、KARATEの歌詞は多くの「正当な」メタルバンドによって書かれた言葉と相伴うものだ。世界中の数え切れないバンド達が、抵抗する事、逆境の中で立ち上がる事、正き戦いにより「悪い人々」に対してくたばれと言う事について書いている。KARATEの歌詞を見てみれば、それはまさに同じであり、英語の訳詩*2によれば「涙こぼれても立ち向かっていこうぜ」そして「戦うんだ 悲しくなって 立ち上がれなくなっても」と彼女達は歌っている。キラーなリフに乗って戦いについて歌う事以上にメタルな事って一体なんだ?

自分自身の意見を固めるためには、ここで(訳注: Spotifyへのリンク)曲が聴けるが、これはメタルを世界で最も巨大な会場達へと導くバンドによる壮大なメタルチューンだ。その事は賞賛されるべきである。それが真のメタル*3であろうと、そうでなかろうとも。

*1
変拍子や転調を多用しためまぐるしい展開に特徴がある、非常にテクニカルなハードコアバンド。


*2 
英語圏BABYMETALファンサイトBABYMETAL NEWSWIREのこちらの英語訳詩にリンクが貼られています。

*3
原文では"Tr00 Metal”と一部を伏せ、更に皮肉的な表現が使われています。

ソース: METAL HAMMER

【UPSET MAGAZINE】ファーストテイク: BABYMETAL - “KARATE”


UPSET MAGAZINEに掲載されたKARATEレビューです。

ALI SHUTLER著

BABYMETALについてはまだ明らかになっていない疑問が未だに数多く残されている。1枚のアルバムしかなく、物事の大いなる体系のどこに彼女たちを位置付けるべきかは難しいところだ。彼女たちのセルフタイトルデビューアルバムは楽しませる物で、魅惑的だが、その全ては一時的な流行という考えに陥るギリギリの瀬戸際にもある。一発のアドレナリンではあるが、はたして彼女たちが向かうべき先は残されているのだろうか?

「KARATE」、彼女たちの来たるアルバム「メタルレジスタンス」から解禁された最初のトラックは、そういった懸念を意識させないものであり、おそらく更に重要な事に「KARATE」は素晴らしい楽曲である。

踏み鳴らされるイントロが、いつものようにSu-Metal、Yuimetal、Moametalがエネルギッシュに、興奮して、一体となり突進してくるスペースを広げる。互いにより高みへと向け、対決し挑戦しあうボーカルダンスと雷鳴のような楽器群。その不一致と衝突がBABYMETALを高く輝かせる閃光を与える。

飛び跳ね続けるようなものではなく、「KARATE」は、BABYMETALが更に強力な攻撃を加える為、テンションを高める猶予を得るべく息継ぎをしているかのようだ。彼女たちは行き場を見つけ、それをどのように使うべきかを理解している。ダイナミックで重い一撃だが、生涯に残る揺るぎないものであり、そのバンドが出来得る事に有りあまるほどの余地がある事を示している。課せられた好奇心や期待を受け、成長したBABYMETALがここにある。

ソース: UPSET MAGAZINE

【Radio】 BBC Radio1「KARATE」放送時のDJ Annie Macによるコメント

放送開始直後からBABYMETAL新曲の放送についてのアナウンスが何度も行われ、ファンから番組宛の投稿も殺到していた様子。あと何分で放送といったカウントダウンが行われるまでに。アニー自身もBABYMETALに「とりつかれてる」という表現でファンである事を表明していました。

▼ こちらがKARATE放送前のアニーによる導入部分です。
時はきた。全世界のBABYMETALファンが釘付け。彼らのうち幾人かは耐え続け、幾人かは耐え切れなくなっていますが、その皆が皆、この瞬間を楽しみに待っているのです。それはKARATEという曲のエクスクルーシブ放送。ニューアルバムはメタルレジスタンスというタイトルで、現時点で日本国外での最大のショーとなるWembley Arena公演の前日に発売されます。そしてこれがBABYMETALのKARATEです。みんなの感想を聞かせてね。

▼ 楽曲放送後のアウトロです。

BABYMETALでKARATE。グラスゴーのマイク、こんにちは。「I LOVE IT!  最近ファンになったところなんだ。多岐にわたるサウンドと、壮大でポップなサビにメタルな楽器群が絡まる。好きにならないわけがないだろ?」他にも多くの人たちがワールドエクスクルーシブとなるBABYMETAL KARATEを大いに楽しんでくれていますね。


放送後からイギリスでのGoogleトレンドが急上昇しています。流石BBCですね。

2016年2月25日木曜日

【METAL HAMMER】BABYMETALのKawaiiステージ衣装の裏にはフェミニスト志向がある事をKOBAMETALが語る

Redditにて発売より先んじてMETAL HAMMER281号を手に入れた方が、極一部、表題記事の箇所をスキャンしてアップされていました。大変興味深い内容となっています。



彼女たちの出で立ちについて発想の源となったのは?
基本となっているのはゴシックロリータファッションで、ジャンヌダルクの姿からもヒントを得ています。BABYMETALのコンサートとパフォーマンスは、彼女達にとっては戦いのようなもので、彼女達にとって衣装とは、彼女達の向かう道に立ちはだかる挑戦へと対峙する為に身につけるユニホーム(訳注: 制服または軍服)なのですから、ジャンヌダルクのようなヒロイン、他の中世の騎士達や、日本の歴史上の武人達からインスピレーションを得る事はごく自然なのです。

横浜アリーナでの彼女達の衣装には、どのような違いがありましたか?
あのギグはメタルレジスタンスEpisode3の最後にあたるショーでしたので、その時点に至る今までの彼女達の衣装全ての要素を融合させて制作されたもので、そこに「トリロジー(訳注: 三部作)」を表す三角形のモチーフが加えられました。以前のSu-metalのトップスは鱗によって鎧のように見せていましたが、代わりに三角形を用いました。三角形それぞれの頂点がBABYMETALの物語を象徴しているのです – 埼玉、幕張そして横浜という彼女達がファンと共に祝典とコンサートの為に集結した都市達 – そしてもちろんBABYMETAL3人のメンバー達です。

彼女達はウェンブリーアリーナへと上陸する時、何を身につけているのでしょうか?
それはクールかつ激しく、フェミニンな精巧さがあり、次なるメタルレジスタンスのチャプターにおいて、彼女達が道を切り開き続ける事を手助ける衣装です!


Redditにて、画像をアップされた方によるMetal Hammer281号についての短いレビューが投稿されています。

christoperw:
記事の物量はすごいね。10ページのテキストと豪華な写真が掲載されている。そして(訳注: 記事の中身は)実際に洞察に富んだものだ。METAL HAMMERが、メディア公開する上ではなかなか許諾される事のない権限を得ている事から、Kobaがどれだけ彼らを重要視しているかがわかる。


ソース: Reddit

【Twitter】BBC Radio1でのKARATEのプレミア放送が公式発表

METAL RESISTANCE収録の新曲KARATEがBBC Radio1のAnnie Macにてイギリス現地時間2月25日午後7〜8時に先行公開!

日本時間で2月26日午前4時〜5時の放送です。
ストリーミングへのリンクはこちらです。

追記: 当初、本記事のタイトルを「ワールドプレミア放送が公式発表」としておりましたが、ニッポン放送で先んじて放送される事、原文ではあくまでも"premiere"と表現されていた事から、リージョンを限定してのプレミアという事だったと思われます。ここに修正させていただきます。

2016年2月24日水曜日

【Twitter】BBC Radio1での新曲放送が延期に


BBC Radio1 Annie Mac担当プロデューサーのツイートです。
ははは!水曜日に放送されるはずだったんだけど、木曜日に移ることになったよ。
レコードレーベルが変更したんだ。

レーベル側の要請により放送解禁日が木曜日に延期される事となったようです。おそらく何らかのプロモーションプランの変更がなされたのでしょう。

更新再開について

相当に長い間、更新が滞ってしまい申し訳ありませんでした。
単純に多忙だったが故に後回しとなってしまっていたのですが、BABYMETALの情報はおい続けていましたし、ライブにも参戦はさせていただいていました。
2ndアルバム発売、来たるツアーに向けて、また少しづつ更新していければと思っています。
ゆっくりとしたペースにならざるを得ません故、以前のように翻訳リクエストにも直ちにお答えする事は出来かねるかもしれませんが、また気になる記事などありましたらコメント残していただければ有難いです。

【Reddit】 というわけで、一日早くスタジオ版のKarateを聴いたんだが・・・


2016年2月24日 5:40時点までの投稿の中から抜粋した一部の翻訳です。後に追記する予定です。

Kitsune_Gakuin:
それはヤバく魅惑的だったよ。俺は商業用に音楽を提供する仕事をしてるんだけど、同僚がちょうど「おい。BABYMETALの新曲が入ったぞ」って言ってきたんだ。クソ漏らしちゃいそうになったよ。時々、公式のリリースより先に曲が手に入る事は知っていただけど、この曲を手に入れられるなんて思ってもいなかった。

この投稿をする事でみんなを嫉妬させたいってわけじゃなくて、みんながブートレグ版を聴いた後に望んでたとおり、その曲が素晴らしいって事を伝えたかったんだ。

追記:ホーリーシット!ホーリーシット!ホーリーシット!誰か信じてくれるかどうかわからないが、アルバム自体を入手してるって事を知ったところだ。俺、今感情がすげえ爆裂しちゃってるわ!!!!!みんなには少し申し訳ない気持ちになってるんだけど、黙ってはいられなくなってる。自分がこの世界で最初にアルバムを聴いた内の一人になるなんて信じられないよ。今ちょうど聴きはじめたところだから、あと1時間は戻ってこれないけど、その時には凄まじさという毒素で頭が爆発しちゃってると思うわ。

gdscei:
すごく羨ましいよ :0 横浜のブートレグ版より良いって言える?(音質っていう意味合いではなく、音楽的にそう聴こえるか)

Kitsune_Gakuin:
多くの方向性で近いものだけれども、ブート版では濁りすぎてた幾つかのギターパートがクリアに聴こえるし、それは素晴らしいものだよ。
制作面(訳注: ミックスバランス等)については、俺の仕事用のヘッドホンはいまいちだから、正確な評価を下すのは難しいけれど、自分には相当良いものに聴こえている。多少コンプが過剰*1かもしれないが、それは昨今の音楽の傾向ってだけだから、そうなる事は予期してたよ。それでも最高な事に変わりない。

gdscei:
横浜のライブにいた身として、ブート版の幾つかのパートが濁りすぎてた事には同意するよ。リリース版で細かなところ全てが聴ける事にとても興奮してるね。

ラジオ局等に卸される音源はアルバムと同じような最上の音質ではないんじゃって思うだけど?

それと民放用に音楽を提供する仕事をしてるのに、なんでクソなヘッドホン使ってるのさ??? :p

Kitsune_Gakuin:
俺はここでミュージックビデオを担当してるから、そんなに気にしちゃいないんだ。それに「クソ」ってわけじゃなくて、とりたてて特別なもんじゃないってだけさ。会社は40ドルから50ドルくらいで、このヘッドホンを買ってるんじゃないかな。でも後から自宅で聴いてみるまでは最終判断を伝えはしないよ。

pepcok:
そろそろ誰かが「写真を出すか嘘かだ!!!」って言い出すべき時だよな。

Kitsune_Gakuin:
これをフェイクで作りあげる事も出来るとは思うけど、曲の長さが4:24って伝えておくことにするよ。



これはaviで、うちの会社ではオフィシャルビデオが出回るより随分と前から、ジャケットを使ったビデオを入手するんだけど、mp3を同僚が探してくれてるから音質面で違いがあるかどうかはそれでわかる。

fearmongert:
ファーストアルバムと比較してみて、個人的な意見になるって事はわかってるけど、どう評価する?

Kitsune_Gakuin:
自分にとって新しいものだからって事はあり得るかもしれないけど、でも俺にとってのお気に入りの曲の一つになったね。彼女たちがどれほど成長したかがわかるよ。それはSuの声だけに限らない。
(訳注: 彼女たちと訳していますが、"they"となっている 為、神バンドや作曲陣等も含んでいるかもしれません。)


*1 コンプが過剰:
ミックスダウン、マスタリング処理において使われる「コンプ」という、音を圧縮する事で小さな音の粒立ちを揃えたり、音質を変えたり、音量や音圧を稼ぐエフェクトがあります。昨今の制作現場においては音圧を稼ぐ為にコンプを使用する事は常で、なくてはならない処理でもありますが、コンプをかけすぎたり、使い方を誤ると、音のダイナミクスが失われ平坦に聴こえたり、濁ってしまう事もあります。 一時、アメリカの音楽業界では音圧競争が過剰になり、コンプ/マキシマイザー過多な楽曲があふれた事がありました。またメタリカのアルバム"Death Magnetic"のマスタリング処理が過剰であった事が槍玉に上がった事から、メタルファンは音圧過多やコンプについて過敏な反応を示す事もあります。