ドイツのメタルサイトによるレビュー。Redditにて訳されていた英文からの翻訳である為、不明瞭な箇所や誤訳もあるかもしれませんがご了承下さい。
日本のセンセーションによるセカンドアルバムが届いた。ファーストアルバムと一握りのヨーロッパでのライブによって、BABYMETALは過去2年センセーションを巻き起こした。私自身もベルリンでライブを見ており、日本語で歌われるメタルを聴く事が幾分普通でなかった事もあり、もちろん最初のレコードに心を奪われた。この若い女性達とそのバンドによるセカンドアルバムという一手は前作の成功を引き継ぐ事になるだろうか?
私の(訳注: 感想は)二分されている。サプライズの時期が過ぎた事、また私は日本語をボキャブラリーとしていない為、理解できる事が限られている事からだ。だから主に彼女達の音楽について評する事になるが、今回もその音楽に本当にぶっ飛ばされる事になる。BABYMETALは様々な影響源を融合させる事に長けている。オープニングトラックである「Road of Resitance」だけでも、DragonforceとChildren of Bodom*1の融合へとリスナーを叩き込む。彼女達の子供っぽい声が壮大なはじまりから12曲フルに詰め込まれた楽曲で聴く事ができる。楽曲タイトルの一部は英語である為、どんなものなのか幾らかの考えは浮かぶだろう。「Karate」、「Amore」、「From Dusk Till Dawn」また「No Rain, No Rainbow」が例だ。
リードシンガーのSU-METALは素晴らしい声質を持っており、幾らか子供っぽい質を隠す事に多くにおいて成功している。彼女はバンド内で最も年長のシンガーでもある。他のシンガーであるYuimetalとMoametalには故に子供っぽいベタさがある。マンガのキャラクターが歌っているのかと想起させる。まあ・・・ライブ中、確かなヘヴィネスを発揮しながらも、ビジュアル面で、そういったベタさを演じている事も真実だ。しかしその正体を隠したバンドから第一に来るものである。だがBABYMETALのミュージシャン達はいかに速弾きするかを熟知しており、パワフルなリフやほのかな電子音の要素を敬遠する事もない。心をなだめる日本のメロディを求める者は、BABYMETALは第一印象のようにデリケートではない事に気づくだろう。
この新譜は必ずメタルの世界を驚嘆させるわけではないが、それであれ・・・BABYMETALを過去に聴いた事がない者の興味を喚起するものだ。私は英語で歌われた「The One」に心地よくも驚かされた。この曲はクールで非常に美しいが、BABYMETALはそのジャンルにおいて女性が英語で歌う他の多くのバンドと似て聴こえてしまう。すなわちヨーロッパ人達が多少しか理解できなかったとしても、日本語で歌う事がBABYMETALの切り札なのだ。BABYMETALの二枚目のリリース作は上出来である。
訳者注釈:
*1 Children of Bodom
フィンランドのメロディックデスメタルバンド
ソース: Kalle Rock & Reddit
レビュー連投ありがとうございます!
返信削除Karateが英語扱いされている(Tsunamiと同じですからね。
和元英語タイトルとして、全米上陸を前にこのセカンド先行配信曲が示唆するもの。
それは過去に全米を席巻した先人の偉大なBillboard No.1ソングの成功に他なりません。
・・・・・・まぁ・・・・・・そうなればいいなと(笑
ジャーマメタルの国、御し難いとされるドイツからのレビューも、概ね良好で何よりです。
返信削除発売前ですが、自分の中では既に名盤です。(^_^)
曲作りの質が保てるかどうかの不安がKARATEを聴いて吹き飛んだ。
返信削除また新世界を作り上げたようですね。
楽しみです。
babymetalがローギアからセコンドギアに滑らかにシフトチェンジした今、サードギアヘ違和感なくシフトアップするための重要なポイントを指摘してくれていますね。
返信削除KOBAが読んでくれてるといいのだけれど。
ありそうなレビューですね。
返信削除「サプライズの時期が過ぎた事、また私は日本語をボキャブラリーとしていない為、理解できる事が限られている事」
「彼女達の子供っぽい声」
ベビメタにはまだ気づかれていないことや、やるべきことがあると思わせるレビューかなと思いました!チームロックは絶賛過ぎてこっちがビビるけれど、このレビューで冷静になれますね。
レビューは、その人の価値の優先順位によってかなりの温度差が出てくるように思います。また、欧米人には未だ理解できないところもあるでしょうね。
返信削除あのBONSAIだって最初から理解されてたわけじゃないですし。
まったく異質なもの、革新的なものは、真に理解されるには時間が必要だと思います。
TEAMROCKさんは、より広い音楽的視野で見ているのではないでしょうか。