【独自記事】BABYMETALメイトにオススメするアイドルソング10選

BABYMETALではじめてアイドルを好きになった、今のアイドルは多すぎてよくわからない、そんなメイトの方々がもしかしたら好きになれるかもしれないアイドルソング10選。

---

BiS - primal.

過激なミュージックビデオやライブパフォーマンスで名をしられたBiSだが、その音楽性の高さもまた評価を集めた大きなポイントであった。
今では当たり前になったラウドロック調のアイドルソングもBiSがパイオニア。BABYMETALと共にオルタナティブなアイドルソングの流れを形成した事は間違いない。

五五七二三二〇 - 半世紀優等生

タイアップ企画によって産まれた私立恵比寿中学の変名グループ。
ギターを5名、ドラムを3名が担当して演奏している。
Tricotなど現在進行形の邦楽ロックの流れと呼応した挑戦的なこの楽曲を提供をしたのは、「仰げば尊し ～ from さくら学院 2014 ～」のプロデュースも担当したKen Ken(RIZE)。

五五七二三二〇 - ポンパラ ペコルナ パピヨッタ 

同グループ2曲目にして(おそらく)最後の曲。
菅野よう子作曲によるボヘミアンラプソティのハードコアなオマージュ作。ドラムを青山英樹が担当。

でんぱ組inc - SABOTAGE

でんぱ組incがブレイクの兆しを見せはじめた時期にリリースされた怪カヴァー。
Beastie Boysの快作Sabotageにヒャダインの手によるアレンジが強烈なツイストを加える。

コピンク - カリーナノッテ

ハロー！プロジェクト所属、現在はJuice=Juiceメンバーである宮本佳林。
彼女が若干12歳だった当時、別名義にてレコーディングされた楽曲。
地方局番組のオープニング曲用という企画で制作されたため、制作陣がハロプロお抱えの作家陣ではなく、宮本佳林もまだ研修生であったためハロプロ独特の歌唱法へ矯正されていない。本流から外れたが故にうまれた名曲。
巨大な裾野を広げたアイドルシーンにはSU-METAL以外にも天才が潜んでいる。

ゆるめるモ！ - Sweet Escape

「ニューウェーブアイドルグループ」を名乗る芸能事務所非所属アイドルグループ。
この「Sweet Escape」はジャーマンプログレ／クラウトロックの伝説的バンド「Neu！」に直接的なオマージュを捧げた10分を超える楽曲。

伝統に敬意を払いながら現代の音へと作り変えるその手腕はBABYMETALに通ずる。
他の楽曲もHouseやHip Hopシーンからのリスペクトを集めるファンクバンドESGへオマージュを捧げているものなど、音楽好きをうならせるものが多い。
最新作ではPolysicsのハヤシをプロデュースに迎えている。

Maison book girl - lost AGE

元BiSのコショージメグミを中心に結成されたアイドルグループ。
BABYMETALもPerfumeも好きという人にオススメ。
プロデューサーは現代音楽とポップスの融合をかかげており、おそらくSteve Reichを意識しているであろうマリンバ使い、そして4分の4、4分の5、4分の6拍子が交錯する複雑な構成から成っている。

仮面ライダーGIRLS - E-X-A (Exciting × Attitude）

それぞれのメンバーが仮面ライダーにもショッカーにも変身できる能力があるというトンデモ＆ゆるゆるな設定でスタートしたアイドルグループ。
作曲と編曲を手がけたのはBABYMETALの編曲も多く手がけるTatsuo。
歌に多少の暑苦しさを感じなくもないが、斬新な編曲には見るべきものがあるはずだ。
メギツネの和楽器のアレンジを手がけたのもTatsuoであり、この曲でも和楽器が大胆にフューチャーされている。

ももいろクローバーZ - LOST CHILD (Noisia Remix)

Drum 'n' Bass、Dubstepシーンの前線で活躍するオランダのプロデュースユニット"Noisia"の手によるDrumstep Remix。公式リリース作品。
純粋なアイドルソングではもちろんないが。凶悪なベースラインがメタル好きの心も捉えるかもしれない。……なぜNoisiaにオファーする事になったのか経緯が気になるところ。

乃木坂46 - 君の名は希望

AKBグループの楽曲は余りにも数が多く、クオリティコントロールが行き届いていないと思われるものもあるが、この「君の名は希望」は紛れなく美しい。
奇をてらわない素直な編曲、合唱である事が活きるメロディライン、そして物語性のある歌詞。音楽業界の癌のように評される事もある秋元康だが、否定しようのない非凡な作詞家としての才能がここにある。