AXL ROSENBERG著
BABYMETAL二枚目のアルバム「メタルレジスタンス」からのファーストシングル「KARATE」のビデオの興味深いところとは、とても複雑ではないという事だ。レディー達が空手の技と振付された踊り(彼女達はなんにせよライブのために覚えなければならないだろう)を繰り出し、彼女達の衣装が新しくなり(アンチNameless Ghouls*1のように見える)、クリエティブな編集と、かなり基礎的でトリッピーなiTunesビジュアライザ風のエフェクトが含まれている。そして、ああそうだ、そのサウンドトラックは2016年第1四半期のベストメタルソングかもしれない。
事実、聴けば聴くほどに過去15年お決まりの形が繰り返されてきた酷い「コア」を、ついに誰かがものにしたと納得させられている。全てのクソなメタルコア、デスコア、ハードコア、ソフトコア、エントゥームドコア、サグコア、エレクトロコア、ゴアコア、クラウンコア、メシュガーコア、クリスチャンコア、ドークコア、フォアコア、ポストコア、ボアコア、トアコア、ソアコア、ホアコア、コープスコア、オーロラコアアリス*2の曲も、ここに至るためには必要なものだったのだろうか?
KARATEのビデオを見て各々が判断しろ!(後略)
訳者注釈:
*1 Nameless Ghouls
Ghostのボーカリスト以外のメンバー名
*2
実存するジャンル名と存在しないダジャレのジャンル名が入り混じっています。
ソース: METAL SUCKS
他とは一線を画する敢えてヘイターを煽る様なメタルサックス独特のレビュー。
返信削除そこには何処にも負けないBABYMETALへの深き愛が垣間見えますね。
筆者がコアを快く思っていないのは分かりますが、
返信削除彼はコアをどのように定義してるのかが分からないので、
いまいちその皮肉が分かりづらくなっていますね。
詳しい方が居られたら教えて下さい。
メタルコアを快く思っていない事以上に「◯◯コアってジャンル名つけても、結局全部メタルコアか何かの二番煎じだろうが!何か新しい音楽やれてるってわけじゃねえぞ!」って事だと思います。
削除解説ありがとうございます。
削除ただ、それでも疑問に残るのは、
「BABYMETAL がものにしたと納得させられている。」という
その「ものにした」というのは何を差しているのでしょうか?
メタルコアは単純化すればハードコアにメタルの要素をあわせたジャンルです。そこから発展したジャンルや、ハードコアに別の要素を組み合わせたジャンルを◯◯コアと呼びます。
削除KARATEは単純なメタルコアではなく、ましてJ-POPだけでなく、ジェント、スクリーモ、エモと様々なジャンルの要素があわさった楽曲ながら、ストレートに伝わる楽曲となっていると思います。そういった意味で、ただの派生ジャンルとしての◯◯コアとしてでなく、新しさをもたらした事、また楽曲が成立している事を讃えているのかと思われます。
ああ、なるほど。ありがとうございます。
削除筆者からすれば、◯◯コアというサブジャンルは、
「足して2で割ったような生煮えの不完全なもの」で
今では中途半端なものを入れる為の臨時フォルダに
成り下がっている。と解釈しているわけですね。
そうであるならば、「中途半端なものが、名前ばかり
沢山増えて意味があるのか?」ということに説得力が
ありますね。
ここに書くのもどうかと思うが、KARATEシングルは買ってないし買うつもりもないもののBBCのラジオの音源とか何回も聞いてて、俺の中ではギリギリ合格点かなぐらいだったのに、MV見てから頭から離れないんだけど
返信削除なんなんだろうなこれ
この中毒性が世に言うBABYMETAL現象というやつか、みたいなことを2年以上ファンであり続けて初めて思った
横アリで初karateを聴いたが、やっとここへ持ってきたかと感動しました。集大成ですよ(レコーディング音源は別として)。ヘヴィーとカワイイがギリギリのバランスで成り立ってる。合格点は其々の価値観でしょうがビルボードは上がりますよ絶対。
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