2016年4月4日月曜日

【GIGWISE】Wembley Arenaライブレビュー

BABYMETALが幻覚性のライブ体験をWEMBLEY ARENAにもたらす

「狂っていながらも完全に形成された幻影に迷い込む事はたやすい」

 Andrew Trendell著

「昔々、遥か彼方のヘヴィーメタル銀河系で」今夜のイントロダクションが放映される...まあ、スペクタクルだとしようじゃないか。そこから続く真に壮大な狂気のカーニバルに見合うオープニングであり、「言葉の壁と無数の世代を超越する」バンドによる今年最も幻覚性の高いライブ体験の一つへと私たちは導かれているのだ。

彼女たちは正しい。「誰でも音楽を愛しています。」今週、GigwiseにMOAMETALはそう語った。「私は音楽は世界の共通言語だと思ってます。音楽は全ての人々にとっての素晴らしい繋がりで、人を一つにしてくれるんです。」

実際、今夜ここWembleyにはあらゆる種の人々が集っている。子供、年配の男女、メタルヘッズ、パンクス、ポップスファン、アニメ 狂 — 世界中のあらゆる旗がはためき、全員が恥も外聞もなく熱狂している。背徳的喜びを感じる為の好奇心でここに来た人も一部にはいたかもしれないが、「BABYEMTAL DEATH」の爆発と共にバンドがセンターステージへと拳を掲げて現れた時、このコンセプトが馬鹿げて感じられても、これがギミックからは懸け離れたものだという事が直ちに明確となる。全ては極北に誇張されているが、欠点のない明快さが馬鹿げたものと感じさせなくしている。これは完全に形成された幻影であり、そこに迷い込まずにいる事は不可能である。

幽霊のようなメタルバンドがステージを守り支え、日本人の十代のセンセーションのタイトに振り付けされ炎でアシストされた姿がスポットライトを得る。アイドル文化の深部から、全てを包含する物とパフォーマンスによる特質的な恍惚感をもたらした彼女達自体が今や崇拝対象だ。デビルホーンはFox Godへの賛辞へやすやすと姿を変え、サークルピットとダンスの高く上を舞う。全員が注視し夢中になっているその様は、あたかも宗教儀式か政治集会かのようだ。東京でのストリートパーティーにライブ中継されている事が明らかにされ、そこにいる彼らも同じように熱狂している様を知るにつけ、とりわけその様に感じられる。まさにこれは世界的現象だ。

信じられなさに自分の頬をぶたなくてはならない瞬間が幾つかある。YUIMETALとMOAMETALがダースベイダーに取り憑かれ、SU-METALが彼女達に光を示し、再び彼女達が一体となり、フィナーレへ向けた狂乱のビクトリーラップへと向かう — ハイライトはもちろんポップスが急襲するメタル脅威「KARATE」、「Gimme Chocolate」そして「The One」が正常でいる事を抗うWembleyを一体とする。

アンコールで意気揚々と挑戦的な「Road Of Resistance」で戻ると、ジェットコースターから降りた直後やスカイダイビング着地直後と同じアドレナリンラッシュと精神的消耗を残す。

「私たちは日本へ帰りますが」別れの言葉を述べようとバンドは言う。「でも忘れないで — 私たちはいつもあなた達の側にいるという事を。」

ありがとう。勝利の側に参加する事は最高だ。

ソース: GIGWISE

9 件のコメント:

  1. ホンヤクお疲れメタル

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  2. 素晴らしい翻訳、有り難うございます。今後とも宜しくお願いします。

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  3. 翻訳ありがとうございます!

    >ありがとう。勝利の側に参加する事は最高だ。

    これ、ヘイターさんにはムカツク最後っ屁ですね
    裏を返せば、ベビメタを楽しめないヤツは負け犬だと言っている
    なんてエスタブリッシュな皮肉
    ステキ(笑)

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    1. まあ、いつでもだれでも
      勝利側につくことは可能なんだけどね。
      すべては自身の心のままに。

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    2. 我が軍ってことですなw

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  4. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  5. SU=METALの「私たちは日本へ帰りますが…」の別れの言葉にウェンブリーの人達みんな感動したみたいですよ。

    今、私はQ2アリーナでのLIVEを確信しています。

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  6. 初めはチャライ設定じゃん、上から目線でチョイ見で入るんだが、
    いつの間にか下から見上げて拝んでるんだおね。
    まるでスピルバーグの超大作の映画の世界に入り込んでるような壮大な感覚になって行くんだおね。とにかくおもしろいんだよ。不思議だ。
    #babymetaltoheadlineglasto17

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  7. 翻訳メタルのおかげで助かります!

    >ありがとう。勝利の側に参加する事は最高だ。

    メタルハマー、ケラングに続いてロックサウンドやオランダのメタル誌も我が軍に参加!
    国内ではファッション誌のヴォーグ日本版に続いてナイロンも我が軍に参加

    音楽誌では、ミュージックマガジン、PMC、別冊カドカワ、ロッキンオンJAPANに続いてヤンギギターが我が軍に参加w 凄い
    あっ、B!はそのままでいいよw 勝者がいる影には敗者もいるw

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