BABYMETAL、ニューアルバムと3度目のワールドツアーでロックし続ける
Makoto Tanaka著 (読売新聞記者)
型にはまらぬヘビーメタルとシンガーのKawaii(キュート)な風貌の融合によって世界中のファンをエキサイトさせるBABYMETALが、4月1日にセカンドアルバムを世界中で発売し、翌日にロンドンの象徴的なWembley Arenaでワンマンコンサートを— 日本人アーティストとして初めて —行った 。
そのアルバム「メタルレジスタンス」はイギリスOfficial Albums Chartに15位、アメリカBillboard 200チャートに39位で初登場した。十代の女の子達のトリオがフロントを務め、素晴らしいヘヴィーメタルミュージシャンのバンドがバックを務めるグループは人跡未踏の道を進んでいる。
ニューアルバムはデビューアルバムから2年後に発売された。そのタイトルは 「Fox God」の神託によりヘヴィーメタルを復興するという、グループ自称の目的を象徴したものである。
アルバム収録の12曲の内幾つかは英語の歌詞を備えており、そのグループの多様なレパートリーが更に幅広くなった事を反映している。アルバムの遊び心はBABYMETALの特徴の一つだ。
「このアルバムで初めて私たちの音楽を聴く方が「わあ、一体これはなんだ？？」ってなって、びっくりする事は間違いないないです。」若い女の子達のトリオの1人で歌と踊りを担当するSU-METALが言う。
BABYMETALは2014のデビューアルバムを2度のワールドツアーでサポートした。そして彼女達は日本及び国外のフェスでもパフォーマンスをした。「最新アルバムの音楽はツアーやフェスで知った様々なジャンルの音楽を含んでいながら、私たちの特徴的なスタイルも表現されている事が非常に新しいと私は確信しています。」 トリオの別の1人、YUIMETALが言う。
彼女の片割れMOAMETALが付け加える: 「私たちのデビューアルバムは私たちを知ってもらうためのものでした。ニューアルバムは皆さんに私たちの尾音楽をもっと好きになってもらうためのものです。この2年間の成長と特別な経験の成果です。」
ファーストアルバムが発売された時には既に制作されていた「No Rain, No Rainbow」がついにそのアルバムには収録されている。「あの時点では、私はその曲を歌っている時にミスをしないようにする事だけに集中していました。今では歌う時に私の気持ちをフルに込められるようになったと気づきました。」
キュートでクールなバンド:
そのグループによる昨今の日本のアイドルブームを風刺する明白な意図とヴィジュアル系バンド(審美的世界をメイクと衣装で表現するミュージシャンのグループ)へ敬意を表している事に、一部の人は惹かれている。加えてKami Band(God Band)と呼ばれるバックバンドによる驚くべき音楽的パフォーマンスはヘヴィーメタルファンでさえも感動させる。
要するにBABYMETALはキュートでクールだ。ターニングポイントとなったのは彼女達にとって初となった2014年夏の海外フェス出演だ。イギリスで開催された2014年Sonisphere FestivalでのパフォーマンスについてYUIMETALが言う: 「お客さんのほとんどは私たちの音楽を初めて聴く方々でした。でも私達が一曲また一曲と歌っていくと、どんどん皆さんの手を挙げてくださって、その指が私達のトレードマークのキツネの形に変わっていって、私の音楽にノりはじめてました。コンサートが終わった時、みなさんが「もっと、もっと！」って叫んでくれたんです。言葉の壁を超えて私達の音楽を受け入れてもらえたんだって感じました。ステージに立つ前は凄く緊張していたんですけど、最後にはとても自信をもっていました。」
彼女達の次の目標は「観客と一つになること」だとSU-METALが言った。新曲を観客がシンガロングする事ができ、「私達の心は一つ」や「私達は一人じゃない」といった歌詞がある理由を説明している。
その3人の女の子達はアメリカのヘビーメタルバンドMetallicaに影響を受けたと言う。「私達がSummer Sonic 2013で彼らに会った時、おもしろくて良い人達だと思ってました。だから気軽に一緒に写真を撮ってくださいってお願いしたんです。」YUIMETALが言う。「彼らのコンサートを見た時、お客さんを引き込む凄い存在感とパワーがありました。」
SU-METALが語る: 「彼らの音楽を聴いた事で、音楽は耳で聞くものという型にはまった考えが変わりました。彼らの音楽は心に刺さるんです。その気持ちを自分達のコンサートに今は反映する事ができます。とても感謝しています。」
先日のロンドンでのWembley Arenaのコンサートが、グループ3度目のワールドツアーをスタートさせた。「イギリスを2つ目の故郷だと感じています。お客さんはいつも暖かく私達を受け入れてくれます。」YUIMETALがコンサート前に語った。「海外初のアリーナコンサートです。私達が今までのコンサートで学んで全てを注いで、ステージから一番遠くに座っているお客さんでも来て良かったって思ってもらえるようにします。」
そのツアーは9月の東京ドームで締めくくられる。そのような傑出した会場でのパフォーマンスの後には次のゴールを定める事は難しくなるかもしれない。「東京の日本武道館で(2014年に)パフォーマンスをした後には、次に何が出来るんだろうって私も思いました。」SU-METALが言う。「自分達でも驚いたんですけど、次のパフォーマンスは海外でした。いつもFox Godは想像もつかないものをもたらします。ですから次もどこかへ行けるのでしょう。」
現象
「メタルレジスタンス」のOfficial Albums Chart15位初登場により、BABYMETALはイギリスランキング史上最高位の日本人グループになった。Billboard 200チャートの39位初登場は坂本九の「Sukiyaki and Other Japanese Hits」が1963年の14位以来、初となる日本人によるTop40入りを記録した。
ソース: BABYMETAL NEWSWIRE
「彼女の片割れMOAMETAL」に笑ってしまったｗ
返信削除YUI&MOAを「比翼連理」に例えるなら、「片割れ」は正しい表現ですね(^_^)
返信削除何が起こったんだ
返信削除ゆいが一番コメントしているぞ
Metallicaに写真をたのんだもゆいなのか？
>>彼女の片割れMOAMETALが付け加える
返信削除もあちゃんの愛するゆいちゃんだしね（^ω^*）～♪一心同体＆運命共同体
しかし・・ゆいちゃん良い事言うなぁ～（ﾉω；）♪
SU-METAL「彼らの音楽は心に刺さるんです」
返信削除ベビメタファンはみんな、彼女の声こそ「心に真っ直ぐ突き刺さる声」だと思っている。存在自体がありがたいです。