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Babymetal
Metal Galaxy
4.7/10
J-Popとヘビーメタルの融合で大いなるファンファーレを響かせたデュオが、国際的ゲストを迎えて、更にあり得ないようなハイブリッドサウンドへと向かう。
その粗暴な2014年のデビューにて、日本のポップメタルチームBabymetalはブラストビート交戦から、チップチューンのクラップに至るまでの間を、ピンボールのように跳ね、更にはトラップの間奏をさらなる文化的貨幣の獲得の為に加えていた。2年後、Metal Resistanceではパワーバラードとオルタナティブ・ロックアンセムで、更に要塞化する。彼女達による親しみやすさの為の無差別なアプローチは機能している。RobのゾンビやHalfordをファンにしており、暴力的にキュートなチョコレート叙情歌は、ここ10年における奇妙なバイラルイベントでも重要な1つだ。サード・アルバムMetal Galaxyリリース日には、The Forumにてヘッドライナーショーを行う。Metal Galaxyは、遠い宇宙へと派遣される、という緩いコンセプト・アルバムだ。「We are on an odyssey to the Metal Galaxy. Please fasten your neck brace,」という歓迎が、Sleigh Bells程度のギターとシーケンサーのストンプ上で聞かれる。しかし、その道筋はほぼ消え去り、本物の奇想が出現する。世界をツアーした後、Babymetalは半ダースの国際的コラボレーターを迎え、かのjyと阿智の音楽的ネットを更に広げたのだ。「Pa Pa Ya!!」での、タイ人ラッパーF.Heroのヴァース、「Distortion」でのカナダの唸り屋Alissa White-Gluzによる名もなきグロウル、それはまるでHot Topicが監修したTaylor Swiftのカヴァーのようだ。ゲストの手助けがない場合、BabymetalはボリウッドやMiami Sound Machineへと目を向ける。大喜びの様であり、ほぼ絶対的にゴッチャゴチャだ。
昨年の謎めいたYuimetalの離脱後、デュオとなったBabymetalは、初期からのアイディアであるメタルのエナジーとJ-popを直結し、飛翔高度の高いハイブリッドを作り上げ、その上で飛び回るのが、今も変わらずに得意である。Metal Galaxyの終盤では、その事だけに取り組んでいる。「Kagerou」には、最もキャッチーなサビがあり、「Shine」でステージ照明と観客のライターの光が揺れる様も、思い描く事はできる。これらの時ほどに、Babymetalが自然かつ説得力をもって聴こえた事はない。
一方、Metal Galaxy自体は、恥ずべきギミックに満ちている。「Night Night Burn!」の始まりでは、キーボードがマリアッチトランペットを模倣し、ボーカリスト達がクンビアドラムの上でデュエットし、「Hola! Ma, Mamma Mia!」と叫ぶ。Gloria Estefanの悪夢から表れたかのようだ。「Shanti Shanti Shanti」では、タンブラのドローンと、シタールのサンプルの上で、サンスクリットを歌い、ボリウッドに接近し、苦笑いをもよおさせる。
少なくとも、それらの曲はまだ聴ける。強い嫌悪感を覚える「Oh! MAJINAI」では、パワーメタルコスプレ集団Sabatonから、リードシンガーのJoakim Brodenを迎えており、それはハロウィンで悪ふざけをしているDropkick Murphyのようだ。海賊訛りで「Let's make a wish!(願いごとをしよう!)」と叫んでいる。そうか、わかった。こんなものが二度と生まれませんように、と願うよ。
ソース:https://pitchfork.com/reviews/albums/babymetal-metal-galaxy/
このサイトの大枠の方針からすると、これはそんなに悪くない評価ですよ。
返信削除今となってはベビメタが想定しているオーディエンスがこのサイトを観る人とは
違うところにターゲットが移っているのであんまりカッカして怒鳴り散らす必要もなし。
基本的にインディ/アングラの音楽に必要な核は「思想」でありそれをいかに
表現しているかということが重要なことですが、メインストリームの音楽に必要なものは
他人がマネしてもすぐにその引用元が分かってしまう程の「アイコン性」です。
そのアイコン化は思想性を求める人には陳腐で浅薄に見えるのが世の常ですが、
それも新陳代謝のなかでその思想性もアイコン化して同様の存在になることで
インディ/アングラがメインストリームになっていくという繰り返しが行われています。
もうベビメタはアイコン化しメインストリームの領域にいるのでインディ/アングラ
の立ち位置にいる人には物足りないのは当然です。
翻訳ありがとうございます。
返信削除悪ふざけに満ち溢れているのがBABYMETALだからそれを嫌う人はこうなりますね。
すぅもあとヨアキムが大弱りで探し物している姿を思い浮かべるとニヤニヤしちゃいますがw
まあ、それなりの評価ではないでしょうか。
返信削除ファンでもない人が落ち着いて聞けば、そういう評価されてもおかしくはないでしょう。
フラットな状態からちゃんと聴いてくれてると思いました
返信削除同意できる部分もいくつかあります
ベビメタを評価してるよるだけどサードはあんま好きじゃないっぽいな。確かにアルバムには一貫性がないから評価は低くなる人もいると思う。ファンとしては困難にまみれたダークサイドからの復活の第一歩としては上手くやってると思うけどね。
返信削除どんなに知名度あろうが駄作は売れないよ。世の中そんなに甘くない。
返信削除藤岡さんの死やYUIの脱退関係なく、Thirdアルバムでベビメタは終了したと思う。
長年見てきたがもう日本国内ですら通用しない。
消えてよいよ。もう書き込みにも来なくていい。さよ~なら~
削除このコメントはブログの管理者によって削除されました。
削除長年見てきた? お前の人生が終了しそうなんだろ?w
削除むしろベビメタは日本で知名あげる必要がある
返信削除3年半テレビに出ないって昔のフォーク歌手じゃないんだからさ
まだテレビの有効性を信じてるんですね。御目出度いことこの上無し。
削除ピッチフォークに代表される「アメリカのサブカル=リベラル」の敗北宣言として読むと興味深いですね。
返信削除メタルであろうがなかろうがどうでもいいんだけど
返信削除単純に曲がつまらない
曲のクオリティーが低いと感じるからなあ
一歩引いて見たらこんなとこでしょ
ベビメタはエンターテイメントであって
返信削除別に好事家向けの奇抜なサウンドやスノッブが食いつきそうな政治性や
人を煙に巻くような難解なポエムが添えられてる訳でも無い。
音ヅラだけ聴きゃその通りで
わざわざ取り上げるなら紋切り型のポジショントークじゃなく
なんで日本からこういう音楽が生まれて
かつ世界で一定の人気を博してるのかを分析するほうが
いくらか生産的なんじゃないのかな。