レビュー:BABYMETALによるポップスとメタルの美しき融合
多くの人は、メタルというジャンルに手を出す事に怖気付いてしまうものだ。表層的に、メタルバンドとは猛烈で、うるさく、ニッチなリスナー層に向けたものだと見られている。しかしながら、日本の「Kawaii Metal」バンドBABYMETAL、そして満員のAragon Ballroomに彼女達を見ようと集まった多種多様な客層により、それは誤りであると証明されている。それはバンドにとってChicagoでの過去最大のライブだ。
BABYMETALはそのキャッチーなバイラルヒットにより、グローバルなファンベースを持つ傑出したバンドとして急速に名を上げた。幅広く多様なファングループが会場に集まっている事が、彼女達の人気が蔓延している証だ。BABYMETALは日本のアイドルグループのキュートなビジュアル&ボーカルと、メタルバンドのサウンドとルックスを結合させ、コントラストとなるスタイルを混ぜ合わせる事で唯一無二のジャンルと体験を創り出している。
そのグループはアメリカを何度もツアーしている。アメリカヘッドライナーショーに加え、BABYMETALはKorn、Red Hot Chili Peppers、Metallica、そしてGuns N' Rosesといった高名バンドのオープニングアクトとしてツアーを共にしている。才能があり正真正銘のミュージシャンである事を何度も何度も認められてきたのだ。その才能はAragon Ballroomでも歴然だった。Su-Metal、Moametal、そしてローテーションする3番目のサポートダンサーからなるグループは、全力を前面に押し出し、彼女達独自の風味豊かなポップスとメタルのブレンドを誇示していた。
狐の面を着けた3人のメンバーがステージへと歩みを進め、ファーストアルバムから「Megitsune」がパフォーマンスされる。日本の伝統的な民謡「Sakura Sakura」のメロディを含有した曲だ。ヘヴィーなギターリフとドラムと合わさり、Su-Metalの輝かしくパワフルな声が会場中に響き渡る。そのグループの並外れたスタイルを示す完璧なイントロダクションだ。
そして英語版の「Elevator Girl」、最新シングル「Shanti Shanti Shanti」へと続く。トリオは揺るぎないスタミナ、舞台上の桁外れな存在感を一貫して見せ続ける。それはとりわけ激しいダンスと動きをみせる「Pa Pa Ya!!」、「Gimme Chocolate!!」、そして「Karate」で顕著だ。
Su-Metalの安定した声とメンバー達の見事にシンクロしたダンスのブレンド、そして観客との優しいインタラクションによって、彼女達のキャリアの年数を上回るスキルと腕前のレベルが示されている。あらゆる年齢とバックグラウンドを持つファン達が、言語やジャンルの垣根を超え、バンド、その音楽、そしてエネルギーと繋がっている様は、一部の人が想像する以上に、メタルとは誰しもを受け入れられるものであるという事実を証明していた。
BABYMETALは来月初頭にサードアルバム「Metal Galaxy」をリリースする。それまでの間、「Babymetal」「Metal Resistance」という、活力に満ちた彼女達のディスコグラフィーを必ずチェックすべきだ。[後略]
ソース:https://thirdcoastreview.com/2019/09/30/review-pop-and-metal-blend-together-beautifully-thanks-to-babymetal/
Ma-Metalさん情報提供ありがとうございました
大ファンが書いたみたいな熱さだね。
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