2019年9月25日水曜日

【METAL INSIDER】Newyork/Terminal5 ライブレビュー


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2019年9月15日、BabymetalがTerminal5にMetal Galaxyをもたらす

Andrew Fiero著

誰もが忘れられないコンサートに行きたい。ジャンルが何であろうと、ファンは伝説的な上演、そして親しみ愛するバンドを見てみたいと常に思っているものだ。ファンお気に入りの曲が演奏される剥き出しのライブも見られるものの、独自のショーは色褪せぬ思い出を残してくれる。KISSやAlice Cooperといったバンドは、長年に渡りそのような存在を具現化している。どちらのグループも今日に至っても健在だ。年月を重ね、In This MomentやMarilyn Masonといったアクトが、そのトレンドを引き継いできた。もちろん全てが期待に添えるわけではない。音楽が並以下では、どのバンドも真の意味で成功する事は叶わない。幸運な事に、そこを突き抜けるのがAvatarとBabymetalであり、だからこそ2つの魅力をフィーチャーしたツアーには逃れられない力と、興奮があるのだ。

ツアーのサポートアクトであるスウェーデンのAvatarだが、アメリカのファンは2014年から着目しはじめた。そのグループにはリリース前から支持者がいたものの、5枚目のアルバム「Hail the Apocalypse」がアメリカの放送波を乗っ取り、アメリカでも初チャートインする事となった。それ以降、サーカスの見世物小屋のようなステージショーに魅せられる観客は増加をたどる一方だ。その増加の最中、彼らは毎年ツアーを執拗に続けており、彼らのアルバムの勢いも増し続けている。

一方、日出ずる国では。日本のBABYMETALのエンジンはフル回転。その女性をフロントに据えたメタルバンドは、翌月発売の最新アルバムMetal Galaxyを放つべく準備を整えている。一部J-Pop、一部は純粋なメタルを表現し、3人の完璧なユニゾンで率いられ、バンドの物語をシンクロナイズされたハーモニーで現実化する。日本のグループさくら学院のサブユニットとして始まった時、13歳にも満たなかった女の子たちは、およそ10年の時を経て大きな力を持つ存在へと成長した。昨年、ボーカリストYuimetalがトリオから離れ、メンバーのSu-metalとMoametalはサード・アベンジャーとしての役割を、様々なダンサーに要請した。確かに3人の女の子たちがショーのスターである。だがKami Bandと呼ばれるミュージシャン達、Takayoshi Ohmura(ギター)、Leda Cygnus(ギター)、Isao Fujita(ギター)、Boh(ベース)、Hideki Aoyama(ドラム)が、猛烈なビートをキープし、ダンサーたちを動かしつづける。


その2つのグループをフィーチャーするツアーが、9月15日土曜日、New YorkのTerminal5に差し掛かる頃には1週間以上進行している。外は夏から冬へと移り変わり、Hell's Kitchinを基とした会場の中は暖房が効かされている。狂気じみたメタルファンが満載となった場は、準備万端だ。ソールドアウトと宣伝されてはいないものの、オープニングアクトのサウンドチェック前でも既に端から端までが埋まっている。

[中略:Avatarライブレビュー]

Babymetal

Avatarの舞台装置が素早く分解され、Babymetalがステージに登場する準備がなされる。事前に登場したアクトの華やかさとは正反対に、楽器と巨大なLEDスクリーン以外は剥き出しのステージ。トリオが奪取する為のステージだ。ライトが再び暗くなり、KamiBandがポジションにつく。その身にローブを纏い、Slipknotのステージでも違和感のない巨大なマスクを着けている。ファン達が頭を降りはじめる前に、背景のスクリーンに表示されるのは、とある壮大なストーリーから着想を得た、巧みなオープニングのフレーズ「A long time ago in a METAL GALAXY far far away.../昔々はるか彼方のメタル銀河で」。このグループがニューアルバムMetal Galaxyをプロモーションしているのは明らかだ。ファンへの説法はもう不要。ボーカリストのSu-Metal、Moametal、そしてサード・アベンジャーがセンターステージへと登場したのだ。

オープニングトラック「Megitsune」が始まるやいなや、そのダンスフロアは戦場と化す。そのバンドのハードコアな支持者を知らない人にとっては、そのエネルギーのレベルは驚嘆するものかもしれない。Terminal5の基礎構造を脅かす程のエネルギーを彼らが生み出している。アベンジャーズ自身と同じく、その参加者達がこの夜の重要な役割を担っているのだ。新たなプッシュ曲「Elevator Girl」の英語版へと続く中に、ほどなくクラウドサーファー達が合流する。「Shanti Shanti Shanti」、トリオによるパフォーマンスの「Kagerou」、そして「Starlight」という分け前が与えられ、その体験を高みへと押し上げつづける。「FUTURE METAL」の映像がアベンジャーズに息をつく間を提供しながら、ファンの興奮をつなぎとめる。そしてグループはステージへと「Gimme Chocolate」と共に帰還。

セットがまだ半ばにしか差し掛かっていない頃、ファンは「PA PA YA!!」、「Distortion」、そして「KARATE」で歓待を受ける。観客が身体を動かす為に、さらなる刺激を必要としていたわけでもない。にも関わらず「Headbangeeeeerrrr!!!!!!」が、更なる刺激を加えていく。会場中に猛烈なギターが鳴り響く中、次々にフロントへと運ばれてくる身体を受け止めようと、セキュリティが必死になっている。「THE ONE」では、楽器演奏のバックを排除し、リードボーカリストのSu-Metalの歌の力を完全に披露させる。曲の中間にてKamiBandが加わり、最後の1曲となる「Road of Resistance」をファンへと届け、彼女達の本領を伝えるのだ。巧みに選びぬかれた12曲がNew Yorkの観客を驚かせ、喜ばせ、その夜を終えた。

BABYMETALのMetal GalaxyツアーはAvatarのサポートと共に10月半ばまで続き、アメリカを燃やしながら、そのワンツーパンチがファンをノックアウトさせていくのは間違いない。2つのグループは10月4日のライブで道を分かつ。BabymetalはカリフォルニアのAftershock festivalにて、ToolとKoRnがヘッドライナーを務める日に出演し、その後の最後2箇所でのライブをHuと共にツアーする。Metal Galaxyは10月11日にファンに向けてリリースされ、バンドの物語仕立てのキャリアを確かのものとし続けていく。

ソース:https://www.metalinsider.net/photos/babymetal-brought-metal-galaxy-to-terminal-5-on-september-15th-2019-w-avatar

Ma-Metalさん情報提供ありがとうございました

1 件のコメント:

  1. もうツアー半分超えたか。早い。ファンカムに翻訳メタルさんも居るし情報で盛上れるのは素晴らしい♪

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