2019年11月9日土曜日

【Podcast】DreamstateがBABYMETALとのツアーを語る



The Blackoutの元ボーカリストで音楽ジャーナリストのSean Smithが主催するPodcast「Sappenin’ Podcast with Sean Smith」。DreamstateのボーカリストのCJ Gilpinと、ギタリストのRhys Wilcoxがゲスト出演し、BABYMETALのオープナーを努めた経験を語っています。

Morgan Richards[以下Morgan]: 厳密にいえば、君たちは歴の浅いバンドだけど、クレイジーな事をやり遂げているよね。色んなクレイジーなフェスに出たり。ここで語らなきゃいけない事として、BABYMETALのオープナーも努めた。その経験について教えてくれよ。BABYMETALがクレイジーなバンドってだけじゃなく、ファンベースが異常だよね。だから、ああ。どうだったか聞かせてよ。

Sean Smith[以下Sean]: 彼女達のファンベースってのは、どんな奴らなんだ?若い奴らなのか、それとも年寄りなのか。俺が感じるのは・・・

Morgan: 前者も後者も含まれてる感じ?

Sean: ていうのは、俺が感じるのは、BABYMETALってのは変態の夢そのものっていう感じでさ。その目的で作られてるっていう・・・明言して、俺を悪者に自分でしておこう。[ファンは]メタル好きの変態なんじゃないの。君たちにとって、どんな感じだった?奇妙だった?観客はどんなだった?どでかいショーだったんだよね?

CJ Glipin[以下CJ]: ええ。私たちが出演した中で最大規模だったし、私たちも「うわぁ」って感じだったし、チビっちゃいそうだったわ。そのツアー中、私は周りに対して最悪だったのね。自分の中に潜んでた女王様が出てきちゃったような感じで。なんで、あらゆる事に対して、あんなに不機嫌だったのか自分でもわからないんだけど、でも素晴らしかったわ。それとBABYMETALチームについて言っておきたいのは、とんでもなく素晴らしい人達なの。今まで会った中で、最高に良い人達ってくらい。私たちのケアもとてもよくしてくれてたわ。それから観客は・・・

Sean: 4人の女の子達・・・女の子達はバンドと過ごしたりしてたの?

CJ: ええ。私たちは楽屋とか色々共有してたわ。

Sean: ということは・・・

Rhys Wilcox[以下Rhys]: 俺たちはInnsbruckでは外のトレーラーにいた。

CJ: 酷いもんだったのよ。中にいたくなかった。

Sean: ビッグなバンドとのツアーって、豪奢なもんだってほとんどの人が思ってるだろうけど、ほとんどの場合、トイレの隣にある小屋に居させられたりするんだぜ。信じられない事に、会場から近くもないようなところのね。

Rhys: 反面、彼らには凄い数のクルーがいてて、でも楽屋はとりたてて広いってわけじゃないから、外のトレーラーに向かう為に、その中を抜けていかなきゃいけないんだ。

CJ: 楽屋を共有してたから。

Rhys: そのトレーラーで最悪だったのが、冷蔵庫の中。世界最悪の臭いがしてたんだよ。

CJ: だったわね。それに外は雨で!

Sean: てか「冷蔵庫」って言った瞬間に想像できちゃったよ。うげえええ。

Rhys: 何年もスイッチが入ってなかったって感じで。わかるよね。楽屋に入ったら、食器棚とか開けて「ここ何入ってるんだろうな」ってやるじゃん。で、どこか開ける度に、うげえええってなるっていう。

Sean: うへええ!牛乳かもしんないな!うげええええ!

CJ: ひどかったわ。覚えてるのは、ショーの前の私は本当に不機嫌で、雨だから傘の下で着替えてて。終わってる、って感じだった。

Sean: どれくらいお客さんは来てたの?キャパは —

CJ: 2,000じゃなかったっけ?1・・・1,000?2,000が最大だったよね?

Rhys: だったはず。うーん。ああ。どうだったっけな。

CJ: 間違ってたかも。

Rhys: でも、うん。Innsbruckは2,000だったはず。

CJ: 千数百だったっけ。

Rhys: 1,700か、1,800か。

CJ: うん・・・その時が私が初めてクラウドサーフして、初めて誰かに不適切に触られた時だったわ。だから、うん・・・その観客に飛び込んだ時には、あり得る事だって予測しておくべきだったのかもしれないけど、いや、そうじゃない。そんな事は予測すべきことなんかじゃない。でもフロントウーマンとして、そういう事態になった初めての経験だったけど、そんな事で私を止められはしないわ。1人の男のせいで、何もかもを台無しになんてさせやしない。でも、うん。見方次第だし、どんな意味でも観客を侮辱したりしたくない。だけど、うーん。

Rhys: 頭のてっぺんから爪先までBABYMETALスタイルのピカチューの衣装を来た男もいたよ。

CJ: (笑) そうなのー!ほんと、絶対見てもらわなきゃ。写真撮ってたっけ?あー。

Sean: そいつBABYMETALにハマってるわけじゃないんだよ。レスリングの最前で啓発Tシャツ着てるような奴いるじゃん。そういう一派なんだよ。そいつにも、このPodcast出演してもらわなきゃな。

CJ: ハードコアなファンがいるの。ほんとに凄いの。凄くシアトリカルだし。

Sean: 理解できねえな。俺にとっちゃ辻褄が合わないんだよな。

Morgan: ただのBABYMETALスタイルのピカチュー衣装なんだよね。

Sean: ポケモンは、そいつらを訴えるべきだよな。そいつらが、そいつらがそんな事を —

Rhys: 裁縫もたくさんしてるはずだよ。パッチとかも色々ついててさ。

CJ: うん。ピカチューで覆われてる感じで。

Sean: Limp Bizkitの幼児用パジャマもあるしな。

CJ: 会場を出たらマネージャーが来たんだけど、BABYMETALファンが私たちの事をBABYMETALのクルーだと思ってたみたいで、私たちのマネージャーが手を降ったの。

Rhys: 俺たちみんなで手を振ってた。

CJ: レッドカーペットに登場したような感じだったわ。この人達、私たちが誰なんだか全くわかってないわって。

Sean: フロントの女の子達にも会ったの?

CJ: うんうん。彼女達は素晴らしかったわ。男性達もね。女の子達とは何度かは話して — 英語があまり得意じゃないから。でも男性達、バンドの他の男性達は私たちとたくさん会話してくれて、私たちの面倒も見てくれたわ。

Rhys: ああ。言えるのは、彼女達の英語は俺たちの日本語よりは、ずっとずっと上手だよ。

Morgan: ああ。いや、BABYMETALとツアーに出るのがどんな感じか聞いておきたかったんだ。彼女達の世界はとんでもなくクレイジーに見えるからね。

Rhys: うん。クレイジーだよ。

CJ: そうね。本当にパフォーマンスがシアトリカルで、観客も普通じゃない。うん。

ソース:https://twitter.com/SappeninPod/status/1187507967316451328


ふけいたんさん情報提供ありがとうございました

13 件のコメント:

  1. これは荒れそうだなぁ
    彼らがいうところの「クレイジーなファン」はベビメタに関するものは
    すべてチェックしてるからなぁ

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  2. インスブルックの現場にいたけど、彼らが言ってることは実感があるよ。
    ともかく地方都市の町はずれの公民館という感じ。
    くそ暑い駐車場で何時間も並んだのに開場直前に土砂降りの雨が降り始めた。雨宿りするのに精一杯で開場スタッフもそうだったらしく私のギャラリーチケットも完全に無視されて一般扱いされた。
    看護婦コスプレみたいな救護スタッフもいたなぁ・・・

    ピカチュウさんは翌日のユトレヒトで会場前の運河沿いで日干ししてたよ。

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    1. アメリカで売れるには、地方でのドサ回りや地方のラジオ局出演が重要っていうけど、日本じゃアリーナクラスでやれるのに、BMのモチベは大丈夫なんだろうか?

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  3. こういう発言って残るんだ、出せば引っ込められないんだってわかってないよね。
    今の音楽業界、レジェンド達が若い頃の100倍の人口(競争率)だというのに・・・パフォーマンスや楽曲作りに天才的な才能があるわけでもなし、同じ才能なら人柄の良い方、失言・失態の無い方が生き残る。なんか数年で消えそう。

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  4. 正直なコメントは好きです。
    彼らにはそういう風に映っていたということです。

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    1. 特にベビメタに関してではなく、どんなバンドのツアーにも当てはまる不都合不具合を取り上げてそれをわざわざベビメタの前座をやったバンドにネガティブに語らせる悪意あるインタビュー。そもそもベビメタファンを異常者と決めつけてるしね、根拠もなく。で、Dreamstateはそんなバンドの前座風情というわけで、目の前の彼らもディスってることになる。それに気づかない彼らの愚鈍さがね。ま、そんなインタビュー好きになれないってことで。

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    2. ハゲとかブスとか言われて素直でよろしいとか言っちゃう人?仙人かな。

      メタル好きじゃなくてただ変態心を満たしたいだけのやつらが集るBABYMETAL。女の子たち?音楽聞いてない連中の前でもかわいく踊ってくれるイイコたちだよ(笑)って言われてんのと同然なんですけど?

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  5. これ読んだらDreamstateってバンドは大成しないと思う。
    ただベビメタの前座やったってだけで
    何も学ばなかったんだらうな。

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  6. まぁ普通のバンドの発言に見える
    スタッフやバンドメンバーは素晴らしかったって褒めてるし
    最悪だったのはその日のコンディションじゃないの

    噛み付いてるのはインタビュアーが指摘していた異常なファン層かな

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    1. 同意。チームとしてのベビメタには凄く好意的。文句は一部の変なファンと、ツアーのマネージメントに対して言っているだけ。

      この程度の発言で問題なら、若い頃のアクセルとかヨシキなんかどうなるんだよwww

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    2. 何の問題も無いよね。むしろ正直で好感が持てる。
      何でも悪意に解釈するメイトはいい加減にしてほしい。
      異常者も褒め言葉だろ。

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  7. インタビュアーが糞な最低野郎

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  8. インタビュアーが糞なことに関してベビメタのフォローをドリームステートがする義務はないし。
    それよかベビメタを褒め称えるフォロワーのセリフは通り一遍で新鮮味が無くなってるからね。
    凄いのはもう分かってるっていう。
    当時のツアーの状況がよくわかって興味深いインタビューだったよ。
    というわけで翻訳メタルさん、いつも翻訳ありがとうございます。

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